止 血 法
印刷用ページを表示する 掲載日:2013年4月1日更新
止 血 法
成人の総血液量は体重の13分の1から14分の1といわれています。体内の血液の20%が急速に失われると出血性シ
ョックになり、30%を失えば生命に危険を及ぼすといわれています。
出血時の止血法としては、出血部位を直接圧迫する直接圧迫止血法が基本です。
直接圧迫止血法
1 出血部位を確認します
2 出血部位を圧迫します
出血部位に清潔なガーゼやタオルなどを重ねて傷口に当て、その上を手で強く圧迫します。
片手で圧迫しても止血しないときは、両手で圧迫したり体重をかけて圧迫して止血をします。
止血の手当てを行うときは、感染防止のため血液に直接触れないように、ビニール手袋や
ゴム手袋またはビニール袋の使用が勧められています。
ガーゼなどが血液で濡れてくるのは、出血部位と圧迫位置がずれているか、または圧迫す
る力が足りないためです。
圧迫しているのに血液がにじみ出る場合は、さらにその上にガーゼやタオルなどを重ねて
圧迫します。この時、最初に当てていたガーゼやタオルなどは取り除きません。