日本遺産 「ジャパンレッド」発祥の地 -弁柄と銅の町・備中吹屋-
印刷用ページを表示する 掲載日:2020年6月19日更新
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令和2年6月19日に、令和2年度日本遺産に認定されました。
ジャパンレッド発祥の地 弁柄と銅の町・備中吹屋
標高約500mの高原上に忽然と出現する「赤い町並み」。かつて国内屈指の弁柄(べんがら)と銅(あかがね)生産で繁栄した鉱山町・吹屋である。吹屋で生産された赤色顔料の弁柄は全国に流通し、社寺などの建築や九谷(くたに)焼(やき)・伊万里(いまり)焼(やき)や輪島(わじま)塗(ぬり)等、日本を代表する工芸品を鮮やかに彩り、日本のイメージカラーである「ジャパンレッド」を創出した。
富を得た商人たちは赤い瓦と弁柄で彩色された格子(こうし)で家々を飾り、今も残る町並みは、独特の景観を醸し出し、訪れる多くの人々を魅了している。また周辺には、弁柄工場跡や銅山跡等も残り、「ジャパンレッド」を創出した往時の繁栄を偲ばせている。
<赤く彩られた吹屋の町並み>
<赤色顔料 弁柄>