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発達障害者

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年2月1日更新

 発達障害は、日常生活を送る上で、客観的に判断されにくいことから、周りに「本人の努力不足、怠け」、「親の愛情不足、育て方の問題」と誤解されることが多くあります。

 そのため、本人にとって不利な状況に追い詰められ、不登校、引きこもりなど二次的な障害が発生する場合もあります。
 早い時期から周囲の理解が得られ、能力を伸ばすための療育等の必要な支援や環境の調整が行われることが大切です。

1 広汎性発達障害

 自閉症の方は見たことがないこと、やったことがないことを想像することが苦手なため、急に予定が変わったり、初めての場所に行ったりすると見通しが立たず、不安になって動けなくなったり、不安が高まると突然大声を出したりします。一方では、一度経験したことは順序や場所など細部までよく覚えており、習得したことは確実に実行できます。

 初めてのことをする時や初めて行く場所には、順序よく絵や写真で説明したり、本番前にリハーサルをしたりイメージや見通しが持てるようにすることが大事です。

2 学習障害(LD)

 学習障害(LD)の方の中には字を読んで理解できるのに、書字能力に困難があるため、ノートやマスから大きくはみ出したり、ひらがな、カタカナ、漢字が、左右、上下が反転することがあります。

 知的な発達の遅れはないことから曲線や直線をなぞって形の構成を意識させたり、マスの中心に線を入れるなど文字の中心を意識させることが必要です。また、得意な面を探し、それを伸ばすことで「やればできる」という気持ちを育てることも大事です。

3 注意欠陥多動性障害(ADHD)

 注意欠陥多動性障害(ADHD)の方の中には注意力や集中力が持続しないため、特に興味のないものに対して、長く注意を向けたり集中したりするのが苦手であり、周囲でちょっとした動きや物音がすると、そちらに意識が向いてしまったりします。そのため、忘れ物や約束を守れないことがあります。

 薬による治療が効果的です。もちろん、短時間で達成できる目標を立ててあげたり、忘れ物チェックシートなどを活用するなど、できることを少しずつ増やして自信につなげていくことも大事です。