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市長所信(平成25年3月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年3月6日更新

 皆様おはようございます。
 本日は二十四節季の啓蟄です。様々なものが春の訪れを感じさせてくれる季節となりました。一方で、今年の冬は厳しい寒気が当地方を覆うことが多く、降雪による農業施設災害やスリップ事故などが多発しましたが、地域の皆様の協力もいただきながら、市民生活への影響を最小限にとどめることができました。お力添えをいただきました皆様に感謝申し上げます。
 さて本日、平成25 年3月議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、ご多用の折にもかかわりませずご参集いただきまして誠にありがとうございます。
 また、平素は、市政全般にわたりご理解とご協力を賜っておりますことに、厚くお礼申しあげます。
 今3月議会に提案いたしております議案は75 件であります。提出議案の説明に先立ちまして、諸般の報告と市政に取り組む所信の一端及び施策の概要等について述べさせていただきます。
 まず、諸般の報告でございます。
 東日本大震災から間もなく2年を迎えようとしているところですが、防災とボランティアの日である1月17 日に文化交流館でボランティア研修会を開催し、大震災に遭遇された被災者の方々や支援者の体験発表やチャリティーバザーなどが行われました。翌1月19日には市職員有志で企画した福島県浪江町から避難されている方からの体験報告会が成羽地域局で開催され「震災の学びを生かしたまちづくり」に取り組むことを再認識したところであり、これら報告会を通じて、あらためて継続した支援の必要性を強く感じたところです。
 本市では大震災以後、浪江町への職員派遣を2週間交代で続けていますが、新年度におきましては国や被災地からの強い要望を受けて派遣期間を1年として職員1名の派遣を行っていくこととしています。今後も引き続き、職員派遣などの人的・物的支援をはじめ、被災された方々の受け入れやサポート体制を充実していきたいと考えています。
 次に、1月27 日に行われた第2回「晴れの国岡山駅伝」に高梁市としては初参加をしました。「一本のたすきで団結の喜びを!自分を信じて冷静に燃えよう!」を合言葉に10位以内を目指して臨んだところですが、終盤の追い上げがあったものの14 位という結果でした。市町村対抗でもありますので来年の健闘を期待したいと思っています。
 また、2月10 日に第34 回愛らぶ高梁ふれあいマラソンが、3月3日には第26 回体力づくりなりわ健康マラソンがそれぞれ開催され、沿道の声援や市民によるサポートで大会を盛り上げていただきました。市内外からの申込みも多くを数え、いずれの大会も高梁を内外に発信していくことと市民の健康づくりの増進に、良い機会となったものと考えています。
 次に、1月27 日には市政アドバイザーである伊藤謙介さん作詞の「高梁慕情」を歌われている、歌手の井上由美子さんに市から「備中高梁伝えたいし!」を委嘱させていただきました。これは高梁の魅力を全国に発信していただき、観光の振興につなげていくことを目的にしたもので自然あふれる高梁のよさを伝えたいという井上さんからの申し出を受け第1号としてお願いしたものです。
 また、2月7日には魅力あるふるさとづくりなどに取り組む団体をたたえる「高梁ふるさとづくり功労賞」表彰式を執り行い、「FC 高梁吉備国際大学シャルム」、「備中たかはし町家通りの雛まつり実行委員会」、成羽町中野の「迫町内会」の3団体に功労賞を贈らせていただきました。3団体におかれては、高梁のまちづくりのために更なるご尽力とご活躍をお願いするものです。
 次に、女子サッカーのシャルムの支援及び山田方谷顕彰についてであります。
 ご存知のようにシャルムは、このたび日本女子サッカーの1部リーグ「なでしこリーグ」入りを果たしたところであります。去る2月14 日には平成25 年の「なでしこリーグ」の日程も発表されており、記念すべき初戦は3月23 日に、昨シーズンリーグ第2位の「日テレベレーザ」との対戦が組まれております。市民による応援の機運も大変盛り上がっている状況であり、市としても積極的に応援することと致しておりますので様々な支援施策を講じることとしており、市民各位のご支援ご声援の程よろしくお願い申し上げます。
 なお、去る2月22 日に天然芝を有するサッカースタジアムの建設要望を「高梁にサッカースタジアム建設を望む市民の会」の皆さんから1万人を超える署名をいただいており、皆さんの大きな熱意を感じたところであります。私としては、皆さんの期待に応える必要があると考えています。
 一方、平成22 年9月に「方谷さんを広める会」が、生誕地の高梁で発足したことはご承知のとおりであります。以来、「山田方谷」を顕彰しその事績に学ぼうという気運が全国各地に広まり、各地に「方谷さんを広める会」が誕生しました。
 その後、広める会の想いはNHK 大河ドラマでの放映を要望する署名運動につながり、現在では大きなうねりとなっています。引き続き、市民の皆さんを中心として方谷先生の顕彰に努め、方谷先生を学んでまいりたいと思っております。
次に、太陽光発電所(メガソーラー)についてであります。
 自然エネルギーによるクリーンなエネルギーを求めて、太陽光発電所の建設が全国的に、また県内においても進んでおりますが、このほど高梁市内においては第1号となります太陽光発電所の建設が計画され、先月末に用地の確保が整ったと伺っております。
 これは、大阪府堺市に本社があります「株式会社アンフィニ」が、高梁市宇治町遠原の工場の跡地に建設をするものであります。約35,000 平方メートルの土地に出力1,680 キロワットの規模で、この3月に工事着手し6月末には運転を開始され、年間予想発電量は一般家庭で約385 世帯分で、全量を中国電力に売却される予定であります。
 また、少し先のことになりますが、第3回となりますヒルクライムチャレンジシリーズ高梁大会を10 月5日、6日に開催を計画しております。25 年度はさらに身近な大会となるように関係団体や市民各位のご協力のもと盛大に開催したいと考えております。
 以上、諸般の報告とさせていただきます。
 次に、市政に取り組む所信の一端を述べさせていただきます。
 私にとりましては平成25 年度の当初予算は、任期2期目の最初の通年予算を編成することとなりますが、市民の皆様の期待に応えるため、「住んでよかった、住み続けたいまち高梁」を目指して市政運営に取組み、市民が笑顔で暮らしていける高梁づくりに邁進してまいりたいと考えております。
 その際、市政運営の基本として今後の行政を進めるにあたりましては、高梁市総合計画や行財政改革大綱を中心に据えて市政運営を行ってまいります。
 1期目で芽吹かせた主要な制度・事業は継続し育てていきながら、新たに3つの視点、「元気な産業づくりやまちづくりの推進」、「教育環境や地域環境の整備・充実」及び「実行力のある市政の推進」を掲げ、市勢振興に取り組む必要があると考えております。
 一方、総合計画の4年目にあたり、今年度までに土を耕し、種をまき、芽吹かせた諸事業が大きく花開く年となると考えております。
 国、県を通じて財政環境は厳しい状況にありますが、行財政改革大綱に基づき財政健全化に努めた結果、主要な財政指標は合併後と比べて大きく改善してきております。
 特に、経常収支比率や実質公債比率が計画を上回るスピードで改善してきております。その中で借入金に対する負担割合を示す実質公債比率は一昨年の数値からさらに改善され健全財政の基準である18.0%を下回る16.0%となったところであります。これら財政指標の改善により今後予定している各種建設事業の財源に合併特例債などの市債の充当が可能
となったと考えております。
 しかし、財政指標の維持、改善を果たしていくためには行財政改革への不断の努力が不可欠であり、今後も引き続き2次行革の目標達成に向けて努力を続ける必要があると考えております。
 特に、平成27 年度以降、合併に伴う特例措置が無くなった後の高梁市政を円滑に進めるためにも、今から第2次行革に基づいた事業の選択や優先実施、職員の削減や施設の見直しなどを、不退転の決意を持って進めていかなくてはなりません。
 私は、こうした厳しい環境下であればこそ、高梁が生んだ不世出の改革者であり教育者である、山田方谷先生の教えを現在の行財政に活かす必要があると考えており、来年度の組織の機構改革を実施したところであります。
 即ち、市の有する資産・財産を有効活用する理財課の新設と、工業団地の適地を選定し企業誘致を促進する、さらには市内で起業する方への支援や誘致、既存企業の振興支援、観光交流の確実かつ迅速な促進を図るため産業振興課の設置を行い、市が抱える課題解決に向けて組織を整えてチャレンジしていくことが、高梁市の未来を切り開いていくものと考えております。
 任期2期目にあたっては、1期目の取組みをさらに深く掘り下げ、直面する課題への対応を具現化していくための重点施策として、平成25 年度においては「定住対策」「子育て支援の充実」に引き続き取り組むほか、「教育環境の整備」「産業振興」「健康・福祉・環境対策」「交流人口100 万人プロジェクト」を加えた5項目を柱に据え、優先的な財源配分とともに、メリハリの利いた市政を展開していきとしたいと考えております。
 その中では、まず定住対策であります。
 本市としては、いかに人口減少に歯止めをかけ、住んで安心できるまちを創るかが求められています。定住には、住居、生活環境、子育て、雇用、教育など、複合的な施策が必要であり、安心して子育てができる環境づくりが重要と考えます。
 若年層を中心とした定住促進施策では、これまでの定住促進住宅建築費等助成金交付事業に市外からの通勤者を対象に加え、制度を拡充することといたしております。また、従来のハッピーウエディング奨励事業に加え新婚世帯への家賃の助成制度を新たに設けることといたしております。その他、地域優良賃貸住宅整備事業や地域ぐるみの空き家活用モデル事業や学生宿舎活用促進事業を継続して実施します。
 さらに、地域で様々な活動をサポートし地域力の維持向上を目指す取組みとして地域おこし協力隊を設置していますが隊員の増員を図って行きます。
 次に、子育て支援の充実であります。
 高梁子ども夢プランを指針とし、安心して子供を生み育てる環境整備に努めることとしております。5幼稚園での学校給食の試行を行っておりましたが、評価検証を行った結果、本格実施に向けて取組むことといたしました。
 また、地域子育て創生事業として、たかはし広がる子どもの夢事業や子育て応援講座を引き続き実施していきます。
 さらに、18 歳までの子供医療費の無料化や高校生の通学費助成事業も継続することいたしており、今まで以上に子育て対策に全力を注いでまいります。
 こうした、定住・子育て対策を推進するため、定住対策室を独立した課として充実させるとともに、関係する部署が共通認識、理解のもとでこの課題にあたることといたします。
 さらには、市内の関係機関とも連携し、総合的に取り組むこととしております。
 次に、教育環境の整備であります。
 本市の次代を担う子どもたちの心身の健やかな成長を支えるため、教育環境の整備・充実に努めてまいります。
 山田方谷先生の顕彰の動きが大きく広がりつつありますが、市内の小中学生に対して郷土に愛着と誇りを持てるように方谷先生の研究者の方を講師にお願いするとともに、先生の業績や人物像を紹介した漫画本を作成しふるさとを学ぶ学習を推進します。
 また、少子化が進む中ではありますが、1学級35 人以上のクラスもあることから児童一人ひとりに行き届いた教育を行うため、新たに単独市費をもって常勤講師を配置する独自の学級編成を行っていきます。
 さらに、支援を必要とする幼児、児童、生徒が在籍する学校園に特別支援教育支援員を配置し、自立に向けた指導を行っておりますが、来年度は4名増員し22 名体制としきめ細かな支援を行ってまいります。
 次に産業振興(商工業・農林業の振興)であります。
 商工業の振興については関係団体と連携を図りながら低迷する地域経済に活力を与え、雇用環境の改善を図っていく観点から企業立地奨励制度の拡充を図って行きます。これは、今まで固定資産税の減免対象にならなかった業種においても税相当額の助成を6 年間行うこととし、製造業に限らず、物流施設等の立地に資する制度を創設します。また、住宅リフォーム事業補助金を増額したほか、緊急雇用創出事業として離職を余儀なくされた方々に対して雇用機会を提供することに意を用いることといたしております。
 農林業については、今まで放置されていた竹林を資源として捉え、循環型社会形成のためにも竹を有効に利活用し、ものづくり起業に育てていくことを目指します。なお、この事業も緊急雇用創出事業として取り組んでまいります。
 また、耕作放棄地の増加防止と生産意欲の向上を図ることが重要であることから、かつて盛んであった芍薬の産地復活を目指す芍薬栽培推進事業や市内で使われなくなった農業用施設や機械など利用可能な資材等の情報収集と提供が出来る中古農機具等情報バンクモデル事業を新設するほか、農機具の共同購入に助成する農業用機械等整備事業も継続していきます。
 次に、健康・福祉・環境対策であります。
 美しい自然環境と快適な生活基盤が調和した、安心・安全なまちづくりを推進します。
 健康福祉分野では、すこやかプラン21 推進事業を引き続き推進する中で受診率の向上を図る観点から市民の皆さんが健診等に参加することでポイント集めを楽しみながら集めたポイントで子どもたちの絵本が整備できるポイント制度を新たに始めることといたしております。
 また、新たに在宅を希望する患者の方を医師会や関係機関と連携し、サポートする介護と医療の在宅医療連携支援体制を構築していきます。
 さらに、地域で不足している看護師や介護福祉士を養成していく観点から看護師養成奨学金貸付事業、介護福祉士要請奨学金貸付事業も継続していきます。
環境面では生ごみの堆肥化を進めるため、モデル的に取り組んでいただく地域や団体の方を募り、講習会や情報交換会、資機材の提供等を行う資源循環型社会推進事業に取り組みます。
 次に、交流人口100 万人プロジェクトの推進であります。
 このプロジェクトの推進の要としてスポーツによる地域間交流を位置づけ、スポーツ交流推進事業やスポーツ交流活動奨励事業等を推進していきます。
 すでに、野球やグラウンドゴルフ、バレーボール、テニスなどは合宿や交流大会の誘致・開催などが活発化しています。これに、今度はサッカーによる幅広い交流促進も図っていき、交流促進による地域経済の活性化につなげていきたいと考えています。
 この中で、サッカースタジアムの整備に向けて、基本調査を行うこととしていますが、なでしこリーグで活躍する吉備国際大学シャルムのホームゲームを是非市民の皆様とともに、この高梁で楽しむことができればと考えております。
 また、第3回目となるヒルクライムレースは、今年も引き続き「高梁吹屋ふるさと村」大会として開催し、本市を日本のみならず、世界に発信する絶好の機会として活用していきます。
 歴史的風致維持向上計画に基づき、城下町や吹屋地区の修景整備はもちろんのこと備中松山踊り、備中神楽の伝承保存や新たに渡り拍子の調査・記録事業に取り組んでまいります。
 さらに観光振興施策として備中松山城のライトアップや備中高梁PR大使による広報宣伝事業により高梁の認知度をアップさせることといたしております。また、高梁元気プロジェクトのノウハウを基に「訪れたいまち高梁」をめざして、今年度策定した「高梁市観光戦略アクションプラン」に基づき、各観光協会や事業者、住民の皆さんの力を結集して地域間交流の促進や特産品の創出に努め交流人口の増大を図っていきたいと考えています。
 重点施策として新年度優先的に取り組む事業は以上のとおりですが、この他にも市政の課題解決に向けて積極的に各種事業に取り組むこととしております。
 まず、学園文化都市づくりについてであります。
 順正学園への入学生数も学園の並々ならぬ努力と市の支援措置の相乗効果により減少傾向に歯止めがかかり、平成25 年の志願者数は現時点で既に昨年の最終志願者を上回っており、入学生の増加が期待できる状況にあると伺っております。
 平成25 年度から引き続いて3 ヵ年の支援も決定させていただいており、学園の更なる発展に向け関係団体とも連携協力しながら引き続き支援を行ってまいります。
 次に、公共交通の再編についてであります。
 市内の交通再編は、平成22 年3月に策定された「高梁市地域公共交通総合連携計画」に基づき継続的に実証運行等を行っております。備中地域においては平成23 年10 月から開始した予約型乗り合いタクシーの利用が同タクシー導入以前の福祉バスの利用者数を上回る実績を残すなど好調であり、平成24 年10 月から本格運行に移行したところであります。成羽地域においても平成24 年4 月から生活福祉バスの再編を行い本格運行(H25.4 月~)に移行する予定であります。川上地域については、平成24 年度中に生活福祉バスのダイヤ再編と予約型乗り合いタクシーの導入を検討する中で、平成25 年4月1 日から実証運行を開始する予定としております。さらに、市内の他の地域につきましても、地域にあっ
た対策を検討しつつ導入に向けて検討や関係者等との協議を進めたいと考えています。市全体で公共交通体系の見直しを25年度中に行います。
 次に、都市ビジョン(地域編)についてであります。
 去る1月7日に開催いたしました「高梁市まちづくり懇話会」に、その基本的な考え方をお示しし、その後、2月中旬にかけて、各地域(有漢、成羽、川上、備中)のまちづくり協議会との意見交換会を経て素案としてまとめたところであります。
 今後は、3月1日に開催いたしました第2回の「まちづくり懇話会」でいただいた意見・提言を基に、3月末を目途に取りまとめていきたいと考えております。この地域ビジョンと、すでに策定をしました街なか編をあわせ、さらに市全体の計画となる、都市計画法に基づく都市マスタープランの策定を行い、全体のまちづくりの方向をお示ししていく考えです。
 次に、「ゆ・ら・ら」の活用策についてであります。
 「ゆ・ら・ら」の活用策については、いろいろな観点から検討を行っていただくことを目的に、観光、商業、スポーツ、福祉等の分野の代表の方、及び議会の代表者、さらに専門家にも加わっていただき、高梁市健康増進施設「朝霧温泉ゆ・ら・ら」調査検討委員会を立ち上げ、委員長に山口大学工学部教授 鵤(いかるが)心治 先生にお願いをいたしたところであります。
 第1回目の委員会は1月8日に、2回目を1月25 日に開催し、検討を行っていただいておりますが、委員からは大きく分けて次の3つの意見が出されています。(1)運用方法を改善して現在の施設を活用する。(2)一部を撤去し、残った部分を周辺施設との連携により活用する。(3)全撤去する。
 第2回委員会において、委員から協議を進展させ活用策を絞り込んでいくためには、具体的なデータや提案資料が必要であるとの意見があり、現在、業者に委託し委員会への提案資料を作成中であります。なお、第3回委員会は明日を予定しております。
 次に、重点事業の進捗についてであります。
 重点事業として取り組んでおります事業は新庁舎建設並びに備中高梁駅バリアフリー化・駅西交通広場整備事業及び新高梁中央図書館の3件でありますが、これらの事業につきましては、今までの議会や全員協議会において適宜ご説明をさせていただいておりますが、それ以後も市民説明会やワークショップ、パブリックコメントなどを実施いたしており、今後も色々な形で説明の機会を持ちながら市民の皆様のご理解をいただき、早期建設に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
 最後に、国民健康保険成羽病院についてであります。
 高梁市国民健康保険成羽病院の改築につきましては、平成22 年度から3年をかけ事業を進めてまいりましたが3月末に全てが完了する予定でございます。工事期間中には、市民の方を始め、ご来院の方には、ご迷惑、ご不便をおかけしましたことにお詫び申し上げますとともに、多大なご支援、ご協力をいただき工事が完了できますことに厚くお礼を申し上げます。
 この4月より、外科医師及び県からの自治医大の医師の増員が内定しており、病院の本格的稼動となります平成25 年度はよりいっそう、医療体制の充実が図れるものと思っております。
 以上、市政に対します所信を申し述べさせていただきました。
 それでは、平成25 年度予算編成の基本的な考え方について申し上げます。
 我が国の経済は、新政権への期待や米国の「財政の崖」が当面回避されたことなどから、円安や株高が進んでいます。また、政府は、経済再生に向けて、20 兆円超の緊急経済対策を決定するとともに、日銀と共同で2%という消費者物価上昇率の目標を設定し、経済成長の実現に向けた対策を打ち出しています。
 平成25 年度国の一般会計予算規模は前年度に比べて2.5%増の92 兆6,115 億円となっています。新規国債の発行額は4年ぶりに税収以下となったものの、歳入に占める国債の割合を示す国債依存度は46.3%と依然として高い水準にあり、非常に深刻な財政状況が続いています。
 また、岡山県の平成25 年度一般会計予算は、3年ぶりのプラス編成となっていますが、歳入では、地方交付税、県税の減少が見込まれ、財源不足を財政調整基金などで補うという厳しいものとなっています。
 このような状況下で本市の財政の現況、今後の動向を予想すると、長引く経済不況等の影響及び高齢化・人口減少により増収が見込めない状況であり、さらに歳入の約5割を占める地方交付税については、国が地方公務員給与費の削減を前提とした減額措置を行ったことに伴い、平成24 年度当初より1億1,000 万円の減額を見込んでいます。
 特に、本市にとって重要な課題である人口減少問題に対応するため、定住・子育て施策を柱に、観光やスポーツによる交流人口100 万人を目指す取り組みをはじめ、教育力の向上、駅のバリアフリー化及び周辺の整備、庁舎建設など都市機能充実、地域医療・介護の充実など既存事業を含め重点施策に優先的な財源配分に努めたところです。
 一方、ややもすると硬直化しがちな施策をより市民目線に沿ったものとするために昨年に続き職員提案制度を取り入れ、既存の事業にとらわれない新たな視点、着想を織り込むなど厳しい財政環境の中にあっても「将来の本市の発展を見据えた成長戦略の視点」を重視して取り組んだところです。
 この結果、平成25 年度一般会計予算は、前年度当初予算に比べ13 億、率にして5.9%増の232 億円となりました。
 これは、平成26 年度末の完成を目指す新庁舎建設、高梁駅西交通広場整備事業への着手、基幹産業である農業振興対策として強い農業者づくり交付金事業(ピオーネ選果場整備の助成等)、市営住宅整備、定住対策として新たに新婚世帯への家賃助成制度の創設、教育では、学級編成弾力化事業として市負担による常勤講師を配置するなど新規事業へ取り組むことが増加の要因となっています。
 また、特別会計予算は、全体で前年度当初予算に比べ2億760 万円、率にして1.4%減額の148 億3,152 万円となりました。
 これは、介護保険特別会計の居宅介護サービス等給付費の増加、簡易水道及び下水道特別会計の施設整備、更新等による増加があるものの、成羽病院改築事業終了による減が大きく、特別会計全体では減額となりました。
一般会計と特別会計17 会計を加えた総予算額は、380 億3,151 万9千円で、平成24 年度当初予算に比べ、10 億9,239 万2千円、率にして3.0%の増額となりました。
 先ず、歳入ですが市税のうち、個人市民税は、市たばこ税が5,290 万円の増額、法人市民税は国の景気対策などの影響も考慮し210 万円、0.8%の増加を見込みました。また、固定資産税等他の市税については、ほぼ前年並を見込みました。
 これにより、市税全体では6,203 万円、1.8%の増額となる35 億8,987 万円を見込みました。
 地方交付税は、国が地方公務員給与費の削減を前提とした減額措置を行ったことに伴い、普通交付税は平成24 年度の当初予算額から1 億1,000 万円減の97 億4,000 万円を見込みました。また、特別交付税は、前年度当初予算額と同額10 億8,000 万円を見込み、地方交付税全体では108 億2,000 万円を見込みました。
 市債は、庁舎建設及び駅バリアフリー化等整備事業等に充当する合併特例債が平成24年度より13 億7,250 万円増加したことにより、65.4%増の35 億6,051 万円を見込みました。
 歳出につきましては、各性質別の増額要因としては、普通建設事業費が新庁舎建設、備中高梁駅バリアフリー化等整備、雇用促進住宅譲受などで60.9%増の39 億5,518 万円となり、災害復旧事業費も過年土木災害復旧事業の増額により35.3%増の4億6,468 万円と大きく伸びております。また、物件費が学校給食センター備品整備、遠距離通学事業、行政IT 用機械器具購入などにより4.1%増の30 億3,328 万円と、それぞれ増額計上していることが挙げられます。
 減額要因としては、人件費は3.0%減の41 億3,835 万円、公債費が2.6%減の35 億9,247 万円、貸付金・出資金が成羽病院事業会計出資金や土地開発公社貸付金の減額により43.1%減の1億6,121 万円、積立金が財政調整基金及び学校教育振興基金などの減額により92.2%減の819 万円とそれぞれ減額計上していることが挙げられます。
以上平成25 年度当初予算編成の考え方と概要を述べさせていただきました。