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市長所信(平成24年6月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年6月29日更新

 皆様おはようございます。
 本日6月定例議会をお願いいたしましたところ、議員各位には何かと御多用のところ御参集を賜りまして、まことにありがとうございます。
 昨年のこの時期は既に梅雨入りをいたし、十分な降雨もあったところでございますが、一転してことしは少雨の状態が続いておるという状況でございます。そろそろ梅雨入りが待たれるところでもございます。
 さて、本議会に提案をいたしております案件は、報告3件、議案12件の計15件であります。提案理由の説明に入ります前に、最近の市政を取り巻く状況の一端と諸般の報告をさせていただきます。
 まず、慶事がございましたので御報告をさせていただきます。
 このたび春の叙勲で松原町神原在住の宮田正一様が旭日小綬章を、松原町松岡在住の近藤好男様が瑞宝単光章を受章されました。また、本市の市政アドバイザーをお願いいたしております全日本空輸株式会社会長の大橋洋治様が旭日大綬章を受章されたところであります。3人の方にはそれぞれのお立場で社会の発展に多大な貢献が認められての受章でありまして、長年の御苦労と御功績に改めて敬意を表し、心からのお喜びを申し上げる次第であります。
 また、先ほど議長からも報告があったところでありますが、お手元の名簿にもございます、このたび全国市議会議長会及び中国市議会議長会において、7名の議員の皆様がはえある議長会表彰を受けられたところでございます。それぞれ長年にわたる議員活動と地方行政に対する顕著な御功労が認められたものと思っております。受賞された皆様方に心からお祝いを申し上げますとともに、今後の御活躍を心からお祈りするものでございます。まことにおめでとうございました。
 去る5月28日でございますが、今年度の都市景観大賞の国土交通大臣表彰でございますが、この都市景観大賞といたしまして高梁市吹屋地区のベンガラ豪商の町並みが受賞地区となった旨発表があったところでございます。この都市景観大賞は、公共的空間と建物が一体となって、良質ですぐれた都市景観が形成をされ、活用されている地区に対して授与されるものでありまして、中国地方では過去に鳥取県倉吉市の打吹地区が平成17年度に、真庭市の勝山町並み保存地区が平成21年度に、倉敷市の倉敷美観地区が平成22年度にそれぞれ受賞をされており、吹屋地区が4例目となるわけでございます。これは長年にわたって歴史的景観の保全に継続して取り組み、地域活動として続けてこられた地元の方々の御努力のたまものであると心から敬意を表しますとともに、お喜びを申し上げる次第であります。6月15日に東京で行われるまちづくりと景観を考える全国大会において表彰式が行われる予定であり、地元の代表者の方とともに出席をさせていただき、喜びを分かち合いたいと考えております。
 次に、FC高梁吉備国際大学シャルムについてでありますが、現在10戦をいたしまして8勝2敗の戦績を残しており、チャレンジリーグの暫定2位を走っております。期待どおりの活躍をいただいておると思っておりますが、今後この好成績で推移すると次のステップへ向けた取り組みが必要になると考えております。今週の日曜日には先週から連続して地元神原多目的グラウンドでゲームが開催をされます。前半戦の山場になると思っておりますので、多くの市民の皆様方に観戦をいただき、応援をお願いいたしたいと思っております。シャルムは、地元に愛されるチームを目指しておられます。御声援のほどよろしくお願いを申し上げます。
 次に、昨年参加をいただいた方々に大変高い評価もいただきましたヒルクライムチャレンジシリーズの第2回高梁大会でございますが、本年は10月6日、7日に開催をすることといたしております。初めての開催となりました昨年は、全国で3カ所の開催でありましたが、ことしは8地区での開催が予定をされております。高梁市におきましては名称をヒルクライムチャレンジシリーズ2012高梁吹屋ふるさと村大会とし、昨年以上の盛り上がりでサイクリストの皆様方を温かくお迎えしたいと思っております。実行委員会も5月31日に開催をし、本年の体制もスタートしております。昨年の反省点も踏まえ、市民の皆様とともに大会をつくり上げていきたいと考えておるところでございます。
 それでは、市政を取り巻く近況等について御報告をさせていただきます。
 直近の経済観測でございますが、景気は依然として厳しい状況にあるものの、復興需要等を背景として緩やかに回復しつつあると予測をされています。ヨーロッパの債務危機への懸念があるものの、国内においては生産部門、設備投資、個人消費、また雇用情勢に増加の要因あるいは持ち直しの機運が生じていることや、また企業収益にも下げどまりの兆しが見られるとのことであります。中国地方の景況につきましては、緩やかに持ち直しの状況と判断されております。特に、岡山県におきましては、4月の有効求人倍率が1.05倍となり、中国地方では最も高く、全国でも4位と持ち直しが鮮明になってきておるところでもございます。本市の行財政運営を行っていく上では地方交付税に大きく依存している現状から、国の経済情勢を注視する必要がありますが、経済状況が好転しつつあるということは歓迎すべきことであると思っております。
 間もなく本市の平成23年度決算が明らかになると思っておりますが、合併以降進めてまいりました職員の大幅な削減、これを柱とした行財政改革によりまして、各種の財政指標は確実に健全財政の範疇に近づきつつあると考えております。合併から10年間の特例期間内に財政的な体力を回復した上で、必要な施設整備や公共投資を進めていくこととしております。今後も財政基盤の安定に努めるとともに、経済状況も注視しながら積極的な行政運営を展開していきたいと考えております。
 次に、都市ビジョンについてであります。
 合併後8年を経てもいまだ高梁市の都市機能は十分とは言えません。このビジョンは、高梁市が都市機能の現状と課題を明確にし、そして将来に向かってその強化、発展を図る上での指針として策定をするものであります。これは高梁市内全域を対象といたしておりますが、旧市街地と周辺地域の中心部では課題の性格、また対策の方針など質的、量的にも大きな差があることから、まず中心市街地についての検討を先行させ、このほど街なか編として取りまとめたところであります。
 策定に当たりましては、東京大学の出口教授を委員長とするまちづくり懇話会を組織し、3回の懇話会を行う中での助言、提言を踏まえ、財政的な見地も含め、事業の連携と効率的、効果的な推進を図り、地域が一体となった中心市街地の活力と魅力の向上を目指したところであります。
 一例を挙げますと、まちの中心、シビックセンターの整備、そして駅周辺におけるまちのもてなし交流拠点の整備、また歴史的環境の保全、活用とおもてなしなど、ハード、ソフト両面からの施策が示されております。
 その中で、市庁舎でございますが、シビックセンターにつきましては、議会の御理解を得て既に建築に向け動き出しており、ビジョンとの整合を図りながら進めてまいります。また、高齢化等が進む現状から、JR備中高梁駅のバリアフリー化は喫緊の課題であると強く認識をしております。さらに、幹線公共交通網の結節点と位置づけられる備中高梁駅と市街地のみならず周辺地域とのアクセス改善は避けて通れない課題であります。財源等の問題を考えても、この庁舎と備中高梁駅のバリアフリー化及び周辺整備の2つの事業をあわせて強力に推進していく必要があると考えております。都市ビジョンの必要性、重要性については従来から申し上げているとおりでありますが、示されたビジョンに沿って都市機能の充実強化に向け積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
 また、街なか編に引き続き周辺地域のまちづくりビジョンの策定に着手をし、年度内には双方を一体とした形でお示しをしたいと考えております。
 次に、私立学校への入学支援制度の継続についてであります。
 高梁市は地方都市でございますが、この規模において4年制総合大学、短期大学、高等看護専門学校が市内に立地している例はほとんど聞かれません。定住、交流人口の維持拡大、それに伴う地域の活性化、人的資源、知的資源の集積というメリットなど、大学などが果たす役割というものは極めて多様であり、高梁市にとっての大きなアドバンテージでもあり、将来のまちづくりを考える上でもなくてはならない存在であります。今後も学園とは密接な連携を保ちながら、ともに発展していける方策を積極的に推進していきたいと考えております。
 この中で、平成22年度から今年度まで3年間にわたり順正学園等への新入学生に対する入学奨励金と広報費に対する補助金を交付してまいりました。その間の入学者数はそれまでの大幅な減少傾向から横ばいに転じたところでもあります。このことは学園自身の御努力に敬意を表するところでありますが、本市が行いました広報活動への助成、また入学奨励制度の新設が減少を食いとめた要因でもあったと考えておるところでございます。
 このようなさまざまな状況を評価、検証した上で、来年度以降につきましても同様の内容で継続していく必要があると判断をいたしたところであります。実際の予算計上は平成25年度の当初予算となるわけではありますが、平成25年度の新入学生を対象とするオープンキャンパスが夏休みに開催されるなど、来年度の募集に向けた事務が本年7月ごろには開始をされるということから、それまでに支援措置の方向性を定めておく必要があるため、本議会に債務負担行為として計上するものであります。
 次に、定住対策についてであります。
 定住推進というものは、高梁市全体の共通の課題であるため、人口減少に対する危機感を共有し、その対策に取り組もうとする意思のある団体が相互に連携をし、それぞれの特性を生かしながら全市的な定住推進の取り組みを強力に推進する必要があると考えております。
 去る6月1日でございますが、高梁商工会議所、備北商工会、びほく農業協同組合、高梁市の4団体で住みたいまち高梁創造ネットワークを設立したところであります。今後定住に関するニーズ調査、また課題整理を行った上で、企業への働きかけや就農対策、制度面の充実など、それぞれ役割分担を行い、効果的なPR方法や具体的な取り組みを検討していく予定であります。
 次に、成羽病院の改築工事の進捗状況でございます。
 病院の本体工事につきましては、昨年9月の着工以来順調に進み、現在は7月末の完成に向け内装工事を行っているところであります。本館の完成後8月中旬ごろにお披露目式を行った後、8月末に引っ越しを済ませ、9月初旬から新病院での診療開始を目指しているところでございます。その後、MRI棟の改修工事、既存建物の取り壊しの後に玄関、附帯の建物などの工事を行い、本年度中の工事完成を目指しておるところでございます。
 一方、地方公営企業法の全部適用につきましては、現在準備を進めておるところでございますが、事業管理者の選任にはいましばらく時間を要する状況でございます。人選ができました時点で御報告させていただきたいと思っております。
 次に、平成22年度から宇治町柴原地内におきまして、事業費8,000万円、面積が4.2ヘクタールで整備を進めておりました農地造成工事につきまして、かんがい排水工事、転石の除去工事等を残しておおむね完了いたしたところであります。7月から入植者の公募を開始し、早期に入植者を確定したいと考えておるところでございます。この農地造成が完成することにより、本市の新規就農者の確保、定住促進が一層図られるものと考えております。
 また、玉川町沖ノ原に造成をいたしました工業団地につきましては、5月21日に売買契約書に基づき東伸運輸株式会社へ所有権の移転登記を行ったところであります。東伸運輸におかれましては、6月から物流施設の建設に着手をされ、完成が12月の予定と伺っております。雇用につきましては十数名を見込まれており、本市の経済、また地域振興に寄与いただけるものと思っております。
 以上、本年度に入りまして最近までの市政の状況等の御説明、御報告と市政運営に当たっての所信の一端を申し述べさせていただきました。