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市長所信(平成23年12月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年2月1日更新

 皆さんおはようございます。
 ことしも早いもので残すところあと1カ月足らずとなったところでございます。一年の締めくくりということでございまして、初冬の装いも、また年末の慌ただしさといったものも感じられるようになってまいりました。
 議員各位におかれましては、12月の定例市議会の開催をお願いいたしましたところ、何かと御多端の折御参集を賜りました。まことにありがとうございます。
 今議会に提案をいたしております議案は17議案でございます。これらの提案理由の説明に先立ちまして、9月の定例市議会以降、臨時市議会、また全員協議会におきまして御報告をさせていただいております事項もございますが、定例の本会議でございますので諸般の報告、また今後の市政運営について改めて述べさせていただきたいと考えております。
 まず、秋の叙勲でございます。
 叙勲におきまして、前の高梁市長で成羽町成羽在住の秋岡毅さんが旭日小綬章を、また高梁医師会長で中間町在住の池田元子さんが旭日双光章を、備中町平川在住の平木宗夫さんが瑞宝単光章を、そして落合町阿部在住の平松住男さんが瑞宝双光章を受賞されました。そして、高齢者叙勲といたしまして、有漢町有漢在住の神崎雅也さんが瑞宝双光章を、川上町仁賀在住の三宅幹夫さんが旭日単光章を受賞されたところであります。受賞された皆様方にはそれぞれのお立場で地域社会の発展に多大な御貢献が認められての御受賞であります。長年の御労苦と御功績に改めて敬意を表し、心からのお喜びを申し上げる次第でございます。
 また、先ほど諸般の報告の中で御紹介がございましたが、去る10月28日に開催されました総務大臣感謝状贈呈式において、難波英夫議員に市町村議会議員として35年以上の在職により感謝状が贈呈された旨の御報告がございました。これは難波議員が多年にわたり市町及び地域に貢献された御功績により授与されたものと思っております。長年の御功績に対し、敬意を表しますとともに、心からお喜びを申し上げます。おめでとうございました。
 9月の定例会以降、地域のイベントとしまして市内各地で物産祭りを初めさまざまな催しが行われてまいりました。市内外から多くの来場者を迎え、盛大に開催をされたところでございます。大変喜ばしく思っております。
 特に、ことしが初年度となりましたヒルクライムチャレンジシリーズ高梁大会は、10月30日の開催でございました。当日はあいにくの雨模様ということでございましたが、全国から645人の方に参加申し込みをいただいたところでございますが、当日のレースへの参加は511名ということで、最終的には510名の方が完走ということでございました。大きな事故もなく、また大盛会のうちに大会を終えることができたところでございます。多大なる御協力、また御支援を賜りました市民の皆様方、そして関係各位の皆様方に心から感謝を申し上げたいと思います。
 この大会運営でございますが、これが滞りなく終えられたことももちろんでございますが、大会自体も開催初年度としては異例とも言えるほど参加者からの高評価をいただいたところでもございます。当日は、ききょう緑地公園から本レースのスタート地点でございます旧高倉小学校横までの12.3キロメートルのパレード走行、そしてまた本競技は15.4キロメートルで吹屋までということでございましたが、その沿道には多くの市民、観客の方々が小旗を振っていただき、そして選手に声援を送っていただきました。選手の中からは、この声援を受けただけでも雨の中を高梁の大会に参加した意義があったという声をブログなどでも数多くいただいておるところでございまして、この大会を通じて全国へ高梁市を発信し、イメージアップを図るという所期の目的は達成できたものと確信をいたしております。
 一方、ヒルクライムを一つの起爆剤としまして、自転車によるまちづくり、また自転車とともにある新しい社会の創造などによりまして地域活性化につなげていくという面からは、大会の目に見える効果というものが地域的に限られたものとなっており、また市民参加も限定されるなど、市全体としての盛り上がりという点ではまだまだ不十分であったと反省もいたしております。今後実行委員会での議論はもとより、市民の皆様から寄せられた御意見などを十分検証し、課題を一つ一つ解決していきながら、来年度以降の大会をよりよいものにしていきたいと考えております。議会の皆様方からも積極的な御提言をよろしくお願い申し上げる次第でございます。
 また、9月17日から11月27日までの約2カ月間にわたりまして、おかやま県民文化祭地域フェスティバル「文化がまちに出る!プロジェクト」in高梁が実施をされました。この事業の一つといたしまして、たかはしお城まつり備中松山城秋の陣が実施をされたところでございます。今年度からの新たな試みということでございまして、事前に十分なPRができてなかったという嫌いもあるんですが、備中高梁PR大使の倍賞千恵子さん、小六禮次郎さん御夫妻、また板倉家第19代当主板倉重徳氏に御登城いただき、オープニングイベントをさせていただきました。しかしながら、やや精彩を欠くものとなったという嫌いもありましたが、それ以降は天気にも恵まれ、期間中延べ1万409人の入場者があったところでございます。前年度同時期に比べ45%の増加ということでございまして、このイベントの相乗効果によりまして、武家屋敷を初めといたしました周辺の観光施設も同様に観光客数というものが伸びておるということでございまして、多くの方に高梁市の魅力を知っていただくことができたのではないかと思っております。御尽力をいただいた観光協会を初め関係各位に改めてお礼を申し上げたいと思っております。
 次に、FC高梁吉備国際大学の活躍についてでございます。
 今年度から日本女子サッカーリーグの2部に当たりますチャレンジリーグウエストに加入をされ、加入初年度において見事優勝されたことは御案内のとおりであります。その後、山口国体においても岡山県代表として単独チームで3位に入られるなど、大活躍を見せられております。今後も新年に決勝戦が行われる全日本女子サッカー選手権大会において優勝候補の一角に数えられるなど、高梁の名前を冠したチームとして本市のPRと活性化に多大な貢献をいただいておるところでございます。市といたしましても、さらなる活躍を期待し、FC高梁を応援していきたいと考えております。議員各位におかれましても、御支援、また御協力をお願い申し上げる次第であります。
 次に、玉川町沖ノ原地域への企業誘致についてでございます。
 去る11月29日、高梁市議会より三谷議長を初め大月副議長、田島産業経済委員長の御臨席を賜りまして、東伸運輸株式会社との企業立地協定の調印式をとり行いました。工場の建設、また円滑な操業のための相互協力、そして地元産業の振興などに積極的に貢献していただくということについて確認をいたしたところでございます。今後速やかに造成工事等の立地整備を行い、先方の希望される年度内の引き渡しを目指しているところであります。少子・高齢化、過疎化など多くの問題を抱えている本市にとりまして、活力ある住みよいまちづくりの実現のために、定住促進、雇用の拡充につながる企業誘致というのはこの上ないお話であり、引き続き努力をしていきたいと考えております。
 次に、朝霧温泉「ゆ・ら・ら」の運営状況でございます。
 今年5月28日の再オープン以来、半年が経過をいたしました。速報値ではございますが、11月末までの入館者数は4万5,910人となっております。このうち特に7月、8月においては2カ月間で2万897人と多くの方に入館をいただきましたが、その他の月につきましては予想の利用客数には届かず、特に市民の方の利用が想定をしていたほど伸びていない状況であります。今後も指定管理をお願いしておりますトラベルシリウス社には引き続き最大限の営業努力をお願いしなければなりませんが、市としましても市民皆様の健康増進、高梁市のイメージアップなど、総合的な観光振興の面からも利用客の増加のためにできる限りの支援をしてまいりたいと考えております。
 次に、地域の移動手段の確保についてでございます。
 地域公共交通総合連携計画に基づきます実証運行の一環として、10月から備中地域においてデマンド式乗り合いタクシーの運行を開始いたしております。9人乗りのワゴン車2台を利用し、あらかじめ御登録をいただいた方を対象に地区ごとに曜日を指定して運行する形態としております。1日当たりの利用者でございますが、10月が7.5人、11月が7.8人とおおむね好調な滑り出しとなっております。実証運行期間は1年を予定いたしておりますが、その間にもより利用しやすい運行形態となるよう改善に努めながら、利用状況が好調に推移すれば実証運行期間終了後に本格運行に移行したいと思っております。皆様の御利用をお願い申し上げたいと思います。
 次に、行方不明者の捜索活動の件でございます。
 10月29日、宇治町内でキノコ狩りに入山されたお二人の方、11月15日には川上町内で1名の方が行方不明になられ、それぞれ警察からの捜索要請によりまして高梁市消防団では延べ571人の消防団員がこの2件の捜索活動へ出動をされ、警察、そして地域住民の方々も含め、多くの方が懸命に捜索活動に当たっていただきました。心から敬意と感謝を申し上げたいと思っております。朝晩がかなり冷え込む時期でもございましたので、そしてまたあいにくの天候不良ということで、3日から5日に及ぶ長期の捜索となったところでございます。御承知のように、3名の方々を発見することはできましたが、大変残念な結果となってしまいました。今後におきましても、いろいろな状況の中でこのような事案が起こらないとも限りません。大切な御家族、地域の方々の命を守っていくためには、行政はもちろんですが、地域の皆様方の御協力が不可欠であると思っております。今後ともお力添えをいただきますようにお願いを申し上げます。
 続きましては、今後の行財政運営及び来年度予算編成方針についてでございます。
 国におきましては、11月の月例経済報告におきまして景気は東日本大震災の影響により依然として厳しい状況にある中で緩やかに持ち直していると表現されております。このような状況の中で、国は震災対策を柱とした3次にわたる補正予算を組み、震災からの復旧復興を目指しております。11月21日には、12.1兆円に上る今年度の第3次補正予算を成立させ、そのうち9兆2,000億円を大震災の復旧復興支援対策に充てるとしておるところでございます。今後第4次の補正予算も想定をされておる中でございます。市といたしましても、国の補正内容を確認し、市の予算に反映できるものは適切に取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。
 一方、本市の財政状況でございますが、合併直後から取り組んでまいりました財政健全化、行財政改革の取り組みによりまして、平成22年度決算においては健全化の主要な指標であります実質公債費比率が基準の18%を下回り、経常収支比率も2年連続で80%台を保っておるところでございます。また、起債残高の割合を示す将来負担比率も基準を大きく下回る93.8%まで下げることができたところであります。議員各位を初め市民皆様の御理解、そして職員の協力に対しまして感謝を申し上げるものであります。
 しかしながら、国においては消費税を含む税制改正が議論されていることもあり、今後の財政運営の予見可能性は依然として低いままで、従来と変わらない構図であります。このように、国や地方財政計画の内容が不明確な中ではありますが、本市の行財政改革大綱及び財政計画に基づき、5つの基本方針を掲げた高梁市総合計画に計上された事業を着実に実施していく必要があります。そのためには、各施策の優先順位を明確にし、国の動向を注視しながら、制度を最大限に活用した上で事業の重点化、そして効率化に徹した予算となるよう努めることが必要であると考えております。御理解をお願い申し上げます。
 さて、本市のまちづくりでございますが、新庁舎の建設を初め備中高梁駅のバリアフリー化など近代化整備、また新図書館の整備、幼・保一元化など、さまざまな諸課題を抱えております。これらの施策はもとより総合計画に基づいて適切に進めていくのが当然でありますが、これまでややもすると個別の事業のイメージというものが先行し、まちづくりにおける位置づけ、また意義といったものについての議論がなおざりになっていた感がございます。私自身もみずからのプランの理想像にとらわれ、市民の皆様と町の将来像について語り合う努力を怠っていたのではないかと反省をするところであります。こうしたことから、総合計画を着実に実行していくために、まちづくり全体の将来像をお示しした上で個々の施策に取り組む必要があると考えております。
 折しも高梁市出身の橋本徹氏が日本政策投資銀行の社長に就任されたところでございます。先般橋本社長から直接政策投資銀行のシンクタンク機能を高梁のまちづくりに活用してはどうかとのお言葉をいただいたことから、政策投資銀行の支援を受け、町の状況、特徴などを専門家の視点から分析するまちの健康診断事業に取り組むことといたしたところでございます。その健康診断の結果を踏まえ、引き続き政策投資銀行の参画も得ながら、高梁市都市マスタープランを策定し、よりわかりやすい形で具体的なまちづくりの方向を議員各位を初め市民の皆さんにお示しをしたいと考えております。
 都市マスタープランは高梁市街地にはとどまらず旧4町を含めたものにする予定でありますが、特に市街地におきましては既に歴史まちづくり計画を策定しておりますことから、これをプランの一部に取り組む形で新市街地の計画をつくろうと考えております。この都市マスタープランができ上がりますのは、早くても来年の春以降と考えております。財源のこともありますので、専門家の協力はもちろん日本政策投資銀行にも参画をしていただき、さまざまな角度からの情報を提示していきながら、駅前広場、また新図書館など一連の事業について、これを踏まえて改めてその方針をお示ししたいと考えております。
 ただし、新庁舎につきましては、既に現位置で建てかえる方針を決定しておりますので、早急に基本的な考えをまとめた上で設計作業に取りかかることとしております。また、市民の皆さんから一日も早い整備が望まれている備中高梁駅のバリアフリー化については、駅前広場の整備等とは切り離しをし、できる限り早期に実現できるよう引き続きJRへ要請と協議を進めてまいりたいと考えております。
 さらに、9月議会でも申し上げましたが、各地域の活性化策につきましては、商工会等との連携のもとでこのプランに生かしていきたいと考えております。どうぞ御理解と御協力をお願いしたいと思います。
 以上、主要な事項につきまして、その取り組み状況とあわせ、本市の財政状況、また来年度の予算編成に当たっての所信の一端を申し述べさせていただきました。