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市長所信(平成21年12月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年2月1日更新

 皆様おはようございます。
 初冬ということでございますが、若干おくれた紅葉といったことも見受けられるわけでございます。年末を控えまして何かと御多用の中、市議会12月定例会の開催をお願いいたしましたところ、御参集を賜りましてまことにありがとうございます。
 提案理由の説明に先立ちまして、9月の定例会以降、全員協議会において御説明をさせていただいておりますこともございますが、本会議でございますので改めて御報告をさせていただきたいと思います。
 まず、国においての政権交代ということによりまして、平成21年度の国の補正予算に係る事業につきまして事業の執行見直しが行われております。3歳から6歳の子どもまで、1回限りでございますが、3万6,000円を支給する子育て応援特別手当、これが執行停止をされております。また、教育委員会の関係では3つの中学校で予定をしておりましたデジタルチューナーつき電子黒板の整備事業、これも事業中止という影響を受けておるところでございます。
 さらに、政府の行政刷新会議、いわゆる事業仕分けでございますが、平成22年度の予算において現時点における高梁市への影響というものにつきましては、現在のところ電源立地交付金、それからまちづくり交付金、また地方交付税制度の見直しということで、新年度以降の事業執行、また財政運営ということへの影響が大変憂慮をされるところでございます。
 また、関連いたしまして、これまで本年度の補正予算で対応をお願いしておりました2回にわたります緊急経済対策等につきまして、11月末現在でございますが、80%の事業着手をいたしております。残ります事業につきましても1月中には発注を完了すべく手続を進めておるところでございます。
 それから次に、新型インフルエンザの関係でございます。
 相変わらず流行というものがございまして、教育委員会の関係でございますが、11月末までに学級閉鎖が35学級、学校閉鎖7校、延べ483人の方が感染をされ、非常に今後の感染拡大といったことも憂慮をされる事態でございます。まだ幸いなことに重篤な事態に至ったケースというものはございませんが、まだまだ感染も広がりを見せておりますので、一層予防ということに徹底も心がけてまいりたい、またお願いもしたいと思っておるところでございます。
 そのインフルエンザ対策の一環といたしまして、本市におきまして新型インフルエンザ、そして子どもの季節性インフルエンザ、これは1歳から小学校6年生までが対象でございますが、さらに肺炎球菌ワクチンの予防接種につきまして、それぞれ条件はございますが、接種費用の助成を行うことといたしており、既にお知らせもさせていただいておりますが、この財源といたしまして総額6,467万2,000円でございますが、一般会計の補正予算第4号として専決処分をさせていただいております。
 それでは、今後の市政運営方針について改めて述べさせていただきたいと思っております。
 ちょうど昨年の12月の議会で所信を表明をさせていただいた際、今後の4年間の市政運営に当たる私の基本方針ということで、活力ある高梁市の再生ということに向けて地方分権の時代を共有しながら議員の皆様と着実な歩みを進めるということを申し上げたところでございます。
 その中で、3つの柱を掲げさせていただいたところでございます。新たな発想で市役所内の既存の概念を打ち壊していかなければならないということを申し上げております。1年がたち、私があのときにぬるま湯からだんだん熱くなると発言をさせていただいたんですが、ぬるま湯から熱くなるということになるとカエルは熱くなるのをわからずにそのまま死んでしまうらしいんです。これではちょっと発想がまずかったと。熱い湯に入れれば熱いと感じて飛び出すんですが、ぬるま湯のままずっと熱くなると、これはそのままゆだって死んでしまうと。これではいけないということも改めて感じさせていただいたところでございます。改めて職員の意識改革というものを私、そして副市長を先頭に取り組ませていただく必要があるということを感じておるところでございます。
 2つ目は、高梁市民が総力を挙げて高梁市の未来を切り開く体制をつくるということで掲げさせていただきました。そのためには、市民力の結集ということが最重要であると思っております。今そうした市民の方の取り組みというものが少しずつですが芽生えてきております。非常にありがたい方向ではないかなと思っておるところでございます。
 そして3つ目が、高梁市の潜在能力を引き出して活性化をしていくということをお話もさせていただいたところでございます。高梁市にありますまだまだ秘められた多彩な歴史、伝統、文化、またそれに加わる新しいわざといいますか、産業、教育、そういったものをこれからのまちづくりにつなげていく必要がございます。現在、内閣府の指定を受けまして備中高梁元気プロジェクトといったものを進めておりまして、高梁地域、宇治地域、吹屋地域、そして成羽地域と、それぞれの地域の中心となる皆さん方がこの町をどうするかということを今考える、そういった会も重ねられ、そしてその動きというものが活発化しつつあるところでございます。これも3年と言わず、これからの高梁市を見据えた中でこの活動というものをしっかりと支援もしてまいりたいと思っておるところでございます。
 あわせまして、これは国土交通省、文部科学省、農林水産省、3省合同の歴史まちづくり法によります高梁市の歴史的風致維持向上計画につきましても、現在その策定に向け、また国の指定に向け取り組みを進めておるところでございますが、これはもとより、市民の皆様の活動というものが第一になってまいります。その活動の一端としまして、先ほど申し上げましたようなそれぞれの地域の皆様の活動とともに法定協議会を立ち上げて、これは合併のときの法定協議会ではございませんが、その市民力の結集によってこの事業は歴史的風致というものを生かしながらなされていくということになっておりまして、現在全国で11カ所が認定をされておりますが、高梁市もその認定に向け鋭意努力をし、今進めておるところでございます。
 こういった課題につきまして、1年たち改めて問い直しをさせていただき、これからの市政運営を進めてまいりたいという覚悟でございます。
 さらに、まだまだ山積する諸課題はあるわけでございますが、その中でこの今定例会におきまして高梁市が目指す都市像につきまして新総合計画の御提案をさせていただいております。その中でも、厳しい財政状況でございますので、行財政改革に取り組むとともに、この総合計画の推進ということについて改めて取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。
 まず、高梁市新総合計画でございますが、この計画につきましては、これまでも市政懇談会、それから各種団体の皆様との懇談、パブリックコメント等で多くの御意見をいただき、それを集約した中で総合政策審議会の答申をいただきまして、今議会に提案をさせていただいております。将来人口は非常に減少するということが想定される中、また財政運営も厳しくなるということも想定される中でございますが、この構想の実現に向けて今後とも市民の皆さんとともに知恵を出し汗をかき、市民の皆様の健康福祉の充実、そして教育、農業、また観光、商工業、そういったものの活性化というものを目指して取り組んでまいりたいと考えております。
 次に、行財政改革でございますが、現在第2次の行財政改革大綱の策定を進めておるところでございます。平成18年度からの現行の取り組みによりまして、目標としておりました以上の効果というものがあり、健全化には着実な成果を上げてきておるところでございます。しかし、一方におきましては、合併特例の期間が過ぎる平成27年度以降の財政見通しを見る中では、大幅な財源不足というものも想定されるわけでございます。
 一昨日行財政改革大綱の答申を審議会のほうからいただいたところでございます。この中で、高梁市が今後も安定した行政運営を継続していくためには、行財政改革の断行により歳出を削減し、後世の負担を軽減するだけでなく、新たな市民ニーズに対応するための財源の捻出について考慮する必要があると。そのため、市の全職員が一丸となって行財政改革に取り組むための強い決意を固めていただくことなどという附帯の意見をいただき、答申をいただいたところでございます。
 改めまして行政のスリム化と、また時代に即した市民本位の行政運営の推進、そして将来にわたる継続可能な行財政基盤の確立、これをもとに新たな市民サービスの提供ということを行っていき、これからの総合計画の推進ということにつなげてまいりたいと思っております。
 なお、行革大綱の案につきましては、今議会の会期中に議員の皆様方に御報告をさせていただきたいと考えております。
 市立成羽病院でございますが、この改築等に関連をいたしましては再検討を行うため、耐震診断も行わせていただきました。その結果、いずれの場所におきましても目標とすべき判定指標というものを下回り、コンクリート強度もいわゆる耐震の改修に耐えるだけの強度を持っていないという結果が出ております。この結果を受けまして、関係者並びに学識経験者の皆様の説明や見解なども踏まえ、利用されている市民の皆様及び関係者の安全といったものも最大限優先をした対応を早急に行わなければならないということで、現在の病院の建物については改修工事ということについては難しいとの判断をいたし、財政的に大変厳しい中ではございますが、単に病院を建てかえるというだけではなく、そこに新たな福祉という付加価値というものを生む中で改築の方針といったものを決定し、関係経費のほうを計上をさせていただいたところでございます。
 次に、経済等の状況でございますが、11月の月例経済報告によりますと、景気は持ち直してきているけど自立性に乏しいと、また失業率も依然として高水準にあるという情勢が伝えられておるところでございます。例年この時期におきましては、本市におきましても来年度の予算編成作業ということを進めてまいったわけでございますが、ことしは国の動向というものがいまだ定まらず、方針というものが非常に出しにくい状況でございます。加えて、先ほども触れさせていただきましたいわゆる事業仕分けの動向でありますとか税制改正、そういったものの影響というものもどこまであるのかというとこが非常に不透明でございます。加えて、通年ですと秋口には出ておりますが、地方財政計画、いわゆる地財計画というものでございますが、この中身もいまだ不透明でございます。市の予算編成にも厳しさがあるという認識もいたしておりますが、新総合計画の初年度となるわけでもありますので、適切な財源の確保に努め編成を行ってまいりたいと思っております。
 それから、1つ明るい話題ということでございますが、11月にNHKのほうで2日間にわたって放映をされました「鶴瓶の家族に乾杯」でございますが、この影響からか、観光入り込み客が、これは非常にふえておるということでございまして、非常にうれしいお声をいただきました。あわせまして、経済対策で予算化をさせていただきました観光タクシーの助成につきましても今非常に好調であるということで、高梁を訪れていただいた方も満足していただいてるわけでございますが、タクシードライバーの方や地域の皆さんにもそういった方々をお迎えするというおもてなしの気持ちというものが一層強くなったということのお声もいただいております。非常によい機会ではないかなと思っておりますが、これをばねにしまして、これからのまちづくりにつなげていくこれは絶好の機会ではないかなというふうに考えております。
 それから、11月22日に開催をいたしました人間国宝二代米川文子先生の名誉市民推戴記念の演奏会につきましては、市内外から非常に多くの御来場をいただき、あわせて人間国宝の山本邦山先生にも特別に御出演をいただいたということで、盛会のうちに終了させていただくことができました。改めて御礼を申し上げたいと思います。